フリーエンジニアに憧れている会社員は多い。フリーエンジニアは在宅で仕事ができるので、会社員と違って出勤する必要がない。起床時間、作業時間、食事の時間などは自由に決められる。一方で、自分ですべて決められるからこそ、自分に甘えてしまう人がいるのも現実である。いわば一人社長であり、周りに上司がいないので気が緩むという人が多い。フリーエンジニアが肝に銘じておきたいのは自己管理の徹底であり、それがよい仕事に直結してくる。

フリーエンジニアあるあるは、ネット動画やオンラインゲームで時間を潰してしまう、やるべきことを先延ばしして締め切り直前になって焦る、昼近くまで寝ていて午後から仕事をするなどだ。規則正しい生活をしていた会社員時代に対して、独立してからは生活が不規則になったという人は少なくない。確かに人間関係のストレスは大きく解消されるが、生活が不規則な状態が続くようだと今後は生活習慣病のリスクが高くなる。フリーエンジニアは自己管理を徹底し、健康を維持することが大切だ。

収入に関しては独立直後は減るのが一般的であり、これはまだ信用が構築されていないためだ。まずは積極的に営業をかけて、地道に仕事を確保していく必要がある。プライドが高すぎる人は自分を高く評価し、低単価案件は絶対に受けないという人が少なくない。しかし信用を得るためには、低単価案件でもよいのでひたすら受注していく必要がある。仕事をこなさなければ実績は増えず、信用を勝ち取ることができないからだ。スキルと実績が認められるようになれば、会社員時代を超える収入を得ることは十分に可能だ。